Excel でクロンバックのアルファを計算する方法
クロンバックのアルファは、アンケートや調査の内部一貫性を測定する方法です。
クロンバックのアルファの範囲は 0 から 1 で、値が大きいほど調査またはアンケートの信頼性が高いことを示します。
次のステップバイステップの例では、Excel でクロンバックのアルファを計算する方法を説明します。
ステップ 1: データを入力する
レストランのマネージャーが全体的な顧客満足度を測定したいとします。彼女は、さまざまなカテゴリについて 1 から 3 のスケールでレストランを評価できる 10 人の顧客にアンケートを送信することにしました。
まず、10 人の顧客それぞれのアンケート回答を含むデータを入力しましょう。
ステップ 2: レプリケーションを使用せずに二元配置分散分析を実行する
次に、複製なしで二元配置分散分析を実行します。
これを行うには、上部のリボンで[データ]タブをクリックし、 [分析]グループの下にある[データ分析]オプションをクリックします。
このオプションが使用できない場合は、最初にAnalysis ToolPak をロードする必要があります。
表示されるドロップダウン メニューで、 [Anova: Two-Factor Without Replication]をクリックし、 [OK]をクリックします。表示される新しいウィンドウで次の情報を入力し、 [OK]をクリックします。
次の結果が表示されます。
ステップ 3: クロンバックのアルファを計算する
次に、次の式を使用してクロンバックのアルファを計算します。
クロンバックのアルファは0.773であることがわかります。
次の表は、クロンバックのアルファのさまざまな値が一般的にどのように解釈されるかを示しています。
クロンバックのアルファ | 内部一貫性 |
---|---|
0.9≦α | 素晴らしい |
0.8≦α<0.9 | 良い |
0.7≦α<0.8 | 許容できる |
0.6≦α<0.7 | 疑わしい |
0.5≦α<0.6 | 貧しい |
α < 0.5 | 受け入れられない |
クロンバックのアルファは0.773と計算されたため、この調査の内部整合性は「許容可能」であると言えます。
ボーナス:この Cronbach Alpha 計算ツールを自由に使用して、特定のデータ セットの Cronbach Alpha を自動的に検索できます。