Excel: mround を使用して常に切り捨てる方法
Excel でMROUND関数を使用すると、値を特定の倍数に丸めることができます。
たとえば、次の数式を使用して、セルA2の値を 10 の位に四捨五入できます。
=MROUND( A2 , 10)
セルA2の値が23の場合、この値は 10 の倍数に最も近いため、 MROUND関数は値を20に丸めます。
または、セルA2の値が28の場合、 MROUND は値を30に四捨五入します。これは、この値が 10 の倍数に最も近いためです。
ただし、 MROUND関数を使用して常に小数点以下を切り捨てたいとします。
残念ながら、これはMROUND関数では不可能ですが、代わりにFLOOR関数を使用してこれを実現できます。
たとえば、次の数式を使用して、セルA2の値を 10 の位まで四捨五入できます。
=FLOOR( A2,10 )
セルA2の値が23であっても28であっても、毎回20に四捨五入されます。
次の例は、 FLOOR関数を実際に使用する方法を示しています。
例: Excel で最も近い倍数に四捨五入する
Excel に次の値のリストがあるとします。
リスト内の各値を最も近い 10 の位に四捨五入するとします。
次のスクリーンショットは、これを実現するために Excel でMROUND関数とFLOOR関数を使用する場合の違いを示しています。
2 つの関数の違いに注意してください。
(1) MROUND関数は、列 A の各値を最も近い 10 の倍数に丸めます。値を切り上げる必要がある場合もあれば、値を切り下げる必要がある場合もあります。
たとえば、 MROUND関数は28を30に丸めます。
(2) FLOOR関数は常に、列 A の各値を最も近い 10 の倍数に丸めます。
たとえば、 FLOOR関数は28を20に丸めます。
注: Excel のFLOOR関数の完全なドキュメントは、 ここで見つけることができます。
追加リソース
次のチュートリアルでは、Excel で他の一般的なタスクを実行する方法について説明します。
MROUND を使用して Excel で常に丸める方法
Excelで有効数字に四捨五入する方法
Excelで範囲内の乱数を生成する方法