Excelでジニ係数を計算する方法(例付き)


イタリアの統計学者コラード・ジニにちなんで名付けられたジニ係数は、人口の所得分布を測定する方法です。

ジニ係数の値の範囲は 0 から 1 で、値が大きいほど所得格差が大きいことを表します。

  • 0 は完全な収入の平等を表します (誰もが同じ収入を持っています)
  • 1 は完全な所得不平等を表します (1 人の個人がすべての所得を持っています)

国別のジニ係数のリストは、こちらでご覧いただけます。

次の段階的な例は、Excel でジニ係数を計算する方法を示しています。

ステップ 1: データを入力する

まず、特定の国の個人の累積人口 % と累積所得 % の 2 つの列に値を入力する必要があります。

値を解釈する方法は次のとおりです。

  • この国の最も貧しい 20% の人々は総収入の10%を占めています。
  • この国の最も貧しい 50% の人々が総収入の31%を占めています。
  • この国の最も貧しい 60% の人々が総収入の40%を占めています。
  • この国の 100% の個人が総収入の100%を占めています。

ステップ 2: ローレンツ曲線の下の面積を計算する

次に、ローレンツ曲線の下の個々の面積を計算する必要があります。ローレンツ曲線は、国の所得の分布を視覚化するために使用する曲線です。

この例では、セルC3に次の数式を入力します。

 =( A3 - A2 )*( B3 + B2 )*0.5

次に、この数式をコピーして、列 C の残りの各セルに貼り付けます。

ステップ 3: ジニ係数を計算する

最後に、セルD2に次の数式を入力して、この母集団のジニ係数を計算します。

 =1-2*SUM( C3:C6 )

次のスクリーンショットは、この式を実際に使用する方法を示しています。

Excel のジニ係数

この母集団のジニ係数は0.226であることがわかります。

これはジニ係数を計算する方法の非常に単純な例ですが、これらとまったく同じ式を使用して、より大きなデータセットのジニ係数を計算することができます。

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