Ti-84 電卓で変動係数を求める方法
変動係数 は、 CVと略されることが多く、平均に対するデータセット内の値の広がりを測定する方法です。次のように計算されます。
CV = σ / μ
金:
- σ:データセットの標準偏差
- μ:データセットの平均
簡単に言うと、変動係数は平均値に対する標準偏差の比率です。
2 つの異なるデータセット間の変動を比較するためによく使用されます。たとえば、金融では、投資の平均期待収益と投資の期待標準偏差を比較するために使用されます。
たとえば、投資家が次の 2 つの投資信託への投資を検討しているとします。
投資信託 A: 平均 = 9%、標準偏差 = 12.4%
UCITS B: 平均 = 5%、標準偏差 = 8.2%
投資家は各ファンドの変動係数を計算できます。
- 投資信託 A の CV = 12.4% / 9% = 1.38
- 投資信託 B の CV = 8.2% / 5% = 1.64
投資信託 A は変動係数が低いため、標準偏差に比べて平均収益が高くなります。
次の段階的な例は、TI-84 計算機で次のデータ セットの変動係数を計算する方法を示しています。
データセット: 3、8、8、13、16、11
ステップ 1: データを入力する
まず、データ値を入力します。
Statを押し、次にEDITを押します。次に、列 L1 にデータセットの値を入力します。
ステップ 2: 変動係数を求める
次に、 [統計]をタップし、右にスクロールして[計算]をタップします。
次に、 「1-Var 統計」をタップします。
表示される新しい画面でEnterを押します。
Enterを押すと、要約統計のリストが表示されます。
この画面から、サンプルの平均値と標準偏差の値を観察できます。
- 平均 ( x ): 9.8333
- サンプル標準偏差 (Sx): 4.535
次に、次のように変動係数を計算できます。
このデータセットの変動係数は0.4611であることがわかります。パーセンテージで表すと、これは46.11%に相当します。