Googleスプレッドシートで臨界値を計算する方法
仮説検定を実行するたびに、検定統計量が得られます。テスト結果が統計的に有意であるかどうかを判断するには、テスト統計を臨界値と比較します。
テスト統計量の絶対値が臨界値より大きい場合、テスト結果は統計的に有意です。
Google スプレッドシートでt-critical 値を見つけるには、次の構文を使用できます。
- T.INV (確率、deg_freedom) – 片側 t 検定の t 臨界値を返します。
- T.INV.2T (確率、deg_freedom) – 両側 t 検定の t 臨界値を返します。
Google スプレッドシートでZ クリティカル値を見つけるには、次の構文を使用できます。
- NORM.S.INV (確率) – 片側 Z 検定の臨界値を返します。
- NORM.S.INV (確率/2) – 両側 z 検定の臨界値を返します。
次の例は、これらの各関数を実際に使用する方法を示しています。
例 1: 片側 T 検定の臨界値
有意水準 0.05、自由度 = 11 の左検定の t-critical 値を見つけるには、次の数式を Google スプレッドシートに入力できます。
臨界値は-1.79588です。
例 2: 両側 T 検定の臨界値
有意水準 0.05、自由度 = 11 の両側検定の t-critical 値を見つけるには、次の数式を Google スプレッドシートに入力できます。
臨界値は2.200985です。
例 3: 片側 Z 検定の臨界値
有意水準 0.05 の左検定の臨界 Z 値を見つけるには、Google スプレッドシートに次の式を入力できます。
臨界値は-1.64485です。
例 4: 両側 Z 検定の臨界値
有意水準 0.05 の両側検定の臨界 Z 値を見つけるには、Google スプレッドシートに次の式を入力します。
臨界値は-1.96です。
Google スプレッドシートで重要な値を見つける場合の注意点
次のいずれかのイベントが発生した場合、 T.INV ()、 T.INV.2T ()、およびNORM.S.INV () 関数はエラーを生成することに注意してください。
- 引数が数値でない場合。
- 確率値が 0 より小さいか 1 より大きい場合。
- deg_freedomの値が は 1 未満です。
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