Sas で wilcoxon 署名付き順位テストを実行する方法
ウィルコクソンの符号付きランク検定は、 対応のあるサンプルの t 検定のノンパラメトリック バージョンです。
これは、2 つのサンプル間の差の分布が正規とみなされない場合に、2 つの母集団の平均間に有意な差があるかどうかを検定するために使用されます。
次の例は、SAS で Wilcoxon Signed-Rank テストを実行する方法を示しています。
例: SAS での Wilcoxon 署名付きランク テスト
エンジニアが、新しい燃料処理によって特定の車の 1 ガロンあたりの平均走行距離が変化するかどうかを知りたいとします。これをテストするために、燃料処理の有無にかかわらず 12 台の車の mpg を測定します。
結果を以下の表に示します。

次のコードを使用して、SAS で Wilcoxon Signed-Rank テストを実行し、2 つのグループ間に平均 mpg に有意な差があるかどうかを判断できます。
/*create dataset*/ data my_data; input car with_fuel without_fuel; datalines ; 1 20 24 2 23 25 3 21 21 4 25 22 5 18 23 6 17 18 7 18 17 8 24 28 9 20 24 10 24 27 11 23 21 12 19 23 ; run ; /*create new dataset with difference between two fuel treatments*/ data my_data2; set my_data; diff=with_fuel-without_fuel; run ; /*perform Wilcoxon Signed Rank Test*/ proc univariate data=my_data2; var diff; run ;

結果から、処理を受けた車と受けなかった車の mpg の平均差は-1.75であることがわかります。
「ロケーション テスト」というタイトルの表では、次のことがわかります。
- ウィルコクソンの符号付きランク テスト統計: -22.5
- 対応する p 値: 0.0469
Wilcoxon の符号付きランク検定では次の帰無仮説と対立仮説が使用されることを思い出してください。
- H 0 : MPG は 2 つのグループ間で等しい
- H A : MPG は 2 つのグループ間で等しくありません
検定のp 値(0.0469) は 0.05 未満であるため、帰無仮説を棄却します。
これは、平均 mpg が 2 つのグループ間で等しくないと言える十分な証拠があることを意味します。