Excelで臨界値fを見つける方法
F 検定を実行すると、F 統計値が得られます。 F 検定の結果が統計的に有意であるかどうかを判断するには、F 統計を臨界 F 値と比較します。 F 統計量が臨界 F 値より大きい場合、テスト結果は統計的に有意です。
臨界値 F は、F 分布表または統計ソフトウェアを使用して見つけることができます。
F の臨界値を見つけるには、次のものが必要です。
- 有意水準 (一般的な選択は 0.01、0.05、および 0.10)
- 分子の自由度
- 分母の自由度
これら 3 つの値を使用して、F 統計と比較する重要な F 値を決定できます。
Excelで臨界値Fを見つける方法
Excel で臨界値 F を見つけるには、次の構文を使用するF.INV.RT()関数を使用できます。
F.INV.RT (確率、自由度 1、自由度 2)
- 確率:使用する重要度のレベル
- deg_freedom1 : 分子の自由度
- deg_freedom2 : 分母の自由度
この関数は、指定された有意水準、分子自由度、分母自由度に基づいて F 分布の臨界値を返します。
たとえば、有意水準 0.05、分子の自由度 = 4、分母の自由度 = 6 の臨界値 F を見つけたいとします。
Excel では、次の数式を入力できます: F.INV.RT(0.05, 4, 6)
これにより、値4.5337が返されます。これは、有意水準 0.05、分子自由度 = 4、分母自由度 = 6 の臨界値です。
これは、α = 0.05、DF1 (分子自由度) = 4、DF2 (分母自由度) = 6 というF 分布表で見つかる数値とも一致することに注意してください。
Excelで臨界値Fを求める際の注意点
次のいずれかのイベントが発生すると、Excel のF.INV.RT()関数はエラーをスローすることに注意してください。
- 引数が数値でない場合。
- 確率値が 0 より小さいか 1 より大きい場合。
- deg_freedom 1またはdeg_freedom2 の値が 1 未満の場合。