Spss で偏相関を計算する方法


統計学では、 ピアソン相関係数を使用して 2 つの変数間の線形関係を測定することがよくあります。

ただし、場合によっては、 3 番目の変数を制御しながら2 つの変数間の関係を理解したい場合もあります。

たとえば、クラス内での生徒の現在の成績を管理しながら、生徒の学習時間数と最終試験の成績との関連性を測定したいとします。

この場合、偏相関を使用して、学習時間と最終試験の成績との関係を測定できます。

このチュートリアルでは、SPSS で偏相関を計算する方法を説明します。

例: SPSS の偏相関

10 人の生徒に関する次の情報を表示するデータセットがあるとします。

  • クラスの現在の学年
  • 最終試験の勉強に費やした時間
  • 最終試験のスコア

SPSS の生データ

成績を管理しながら時間と試験の間の偏相関を計算するには、次の手順を実行します。

  • 「分析」タブをクリックします。
  • 「相関」をクリックします。
  • 「部分」をクリックします。

表示されたウィンドウで、時間を「変数」というラベルの付いた領域にドラッグして調べ成績を「制御」というラベルの付いた領域にドラッグします。次に「OK」をクリックします。

SPSS における偏相関

「OK」をクリックすると、次の画面が表示されます。

SPSS での偏相関結果

学習時間と最終試験の成績の間の偏相関は0.191であり、小さな正の相関であることがわかります。現在の成績が一定であると仮定すると、学習時間数が増加するにつれて、試験の得点も増加する傾向があります。

対応する両側 p 値は0.623です。この値は 0.05 未満ではないため、時間と試験結果の間の偏相関が統計的に有意ではないことを意味します。

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