Google スプレッドシートの標準偏差 (サンプルと母集団)
標準偏差は、データセット内の値の分布を測定する最も一般的な方法の 1 つです。
操作するデータの種類に応じて、計算できる標準偏差には 2 つの異なるタイプがあります。
1. 母集団標準偏差
処理しているデータセットが母集団全体、つまり関心のあるすべての値を表す場合、母集団の標準偏差を計算する必要があります。
母標準偏差の計算式 (σ で示される) は次のとおりです。
σ = √ Σ(x i – μ) 2 / N
金:
- Σ :「和」を意味する記号
- x i : データセット内の i番目の値
- μ : 母集団の平均
- N : 人口規模
2. 標準偏差の例
扱っているデータセットが、より大きな対象母集団から採取されたサンプルを表す場合、サンプルの標準偏差を計算する必要があります。
標本の標準偏差を計算する式はsで示され、次のとおりです。
s = √ Σ(x i – x̄) 2 / (n – 1)
金:
- Σ :「和」を意味する記号
- x i : データセット内の i番目の値
- x̄ : サンプルの意味
- n : サンプルサイズ
次の例は、Google スプレッドシートで標本と母集団の標準偏差を計算する方法を示しています。
例 1: Google スプレッドシートでサンプル標準偏差を計算する
生物学者が特定の種類のカメの体重の標準偏差を要約したいと考え、母集団から 20 匹のカメの 単純な無作為サンプルを採取したとします。
サンプルを使用して母集団標準偏差を推定するため、サンプル標準偏差を計算できます。
次のスクリーンショットは、 STDEV.S()関数を使用してサンプル標準偏差を計算する方法を示しています。
標本の標準偏差は11.91であることがわかります。
STDEV() はサンプル標準偏差も返すことに注意してください。
例 2: Google スプレッドシートでの母集団標準偏差の計算
バスケットボールのコーチが、チームの 12 人の選手が獲得した得点の標準偏差を集計したいとします。
彼は自分の選手が獲得したポイントのみに興味があり、他のチームの他の選手には興味がないため、母集団の標準偏差を計算できます。
次のスクリーンショットは、 STDEV.P()関数を使用して母標準偏差を計算する方法を示しています。
母集団の標準偏差は7,331であることがわかります。
追加リソース
次のチュートリアルでは、標準偏差に関する追加情報を提供します。
次のチュートリアルでは、Google スプレッドシートで他のスプレッド指標を計算する方法を説明します。